(1)「例題で学ぶ過渡現象」 大重力、森本義広、神田一伸 共著 森北出版
(2)「ディジタル信号処理技術」玉井徳みち、長島厚、藤田泰弘、若井修造著 日経BP社
(3)「ディジタル信号処理の基礎」三上直樹著 CQ出版
(4)「C言語によるディジタル信号処理入門」三上直樹著 CQ出版
(5)「アナログ&ディジタルフィルタ入門」小野浩司著 日刊工業
(6)「フーリエの冒険」ヒッポファミリークラブ
任意の時間関数に対する次の定積分
を
のラプラス変換という。
基本的に証明をして納得したあと、使用するときはラプラス変換-逆変換表を使用する
No. | f(t) | F(s) | 備考 |
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部分積分法を使用する
ゆえに
ゆえに
部分積分法を使う
基本的に変換表を見て行う
Ans.
変換表より
ここで とすれば良いので
変換表より
より
よって
とおく。
ゆえに
注意! 信号は直流である
直流電圧を印加したときの、回路に流れる電流
をもとめる。
Ans.
ここで
いま(初期条件)とすると
ゆえに
この式をラプラス逆変換すると
(1)
この微分方程式の一般解は、
特解(定常解)
と
式(1)でとおいた場合の一般解(過渡解)
の和で表される。
定常解を以下のようにしてもとめる。
は定数であるため、
は定数となる。
そのため時間変化がないから となるため(1)は、
次に過渡解は、
両辺を積分すると
よって一般解は、
初期条件は、t=0のときなので、
ゆえに
つまり
この式は時間の経過とともに過度状態が終わり電流は、に収束することを示している。
Z変換は基本的にラプラス変換と同じである。
両者の変数は、次の関係
で結ばれる。
(3-1)
(3-2)
(3-3)
::取得するデータの総数
::サンプリング周期
::何番目の値か?
::基本周波数の何倍か?
サンプリング周波数
基本周波数
(3-4)
ここで ここで
(1)連続の世界での畳込み
をラプラス変換すると
(2)離散の世界での畳込み
をZ変換すると
ディジタルフィルタでのz変換の使用目的は、
(1) 畳み込み
の簡略化
(2) 周波数特性の導出
がある。
ディジタル信号を,その個数を
個とすれば、
のz変換は、
(1)
によって定義される。
いま、インパルス信号
フィルタ係数は、
たたみこみをまとめると
という計算をしていく必要がある。入力はたった2入力だが、計算は4出力である。
まず入力x[n]をZ変換する。
信号は2入力なので、である。
次にh[n]をZ変換する。
次に畳み込みのZ変換は、
つまり、
これを逆Z変換すると
ゆえに
このようにz変換を使うと畳み込みが単純な積となり簡単に計算できる。
これがz変換を使う第一の理由である。
ディジタルフィルタでの周波数特性は、
フィルタ係数h(n)を、z変換して求めます。
h(n)のz変換H(z)に対してzを、
(ここで はサンプリング周期)
と置き換えた
が周波数特性となる。
は複素数なので
と表せます。
そしてフィルタの振幅特性と位相特性は、
振幅特性:
位相特性: